シカゴ2日目、オークパーク散策

今日はいよいよ今回の長旅の最終観光日。
朝雑用を済ませてから9時過ぎに観光開始。

電車・バスの1日乗車券(USD5.75、3回乗車で元が取れる、しかも24時間有効なので明日の空港までの電車にも使える)を購入してFrank Lloyd Wrightの建築が数多く残るOak Parkへ向かう。


シカゴのダウンタウンをグルッと回るシカゴ名物Loopトレイン。木で出来たプラットホームで古い感じ。大都市でもインフラ需要はいくらでもありそう。


まずFrank Lloyd Wright Home&Studioの10:40からのガイドツアーに参加。アースカラーの壁、ガラスのデザイン、プライバシーと採光を両立した高い位置の窓、グランドピアノを階段室にせり出す形で壁に埋め込みスペースを確保するアイディアなど、いろいろ興味深い。

1時間ほどのガイドツアーの後はヘッドセットを使って近辺の建物を見学するオーディオツアー。


Arthur B Heurtley House(1902)


Frank Thomas House(1901)



Unity Temple(1905-1908)

Oak Parkはヘミングウェイの生まれた町でもあるので、博物館などもあるが、時間が無く生まれた家を外から見ただけで先を急ぐ。


時間節約のためサンドイッチをテイクアウェイして電車で食べようとしたが、パンが3枚もあるビッグマックのような特大版が出てきてとても歩きながら食べられるような代物ではなかった。駅のホームで電車を待ちながら食べる。電車の中での食事は禁止されているようだったので待ち時間で食べられてちょうど良かった。

14:30頃シカゴに到着。このままシカゴ美術館に行きたかったが、10年以上前に作ったトラベラーズチェックが有ったのでこの際現金化しておきたくてChase銀行の窓口へ。T/Cの現金化は出来るかと訊くと「出来る」ということだったのでサインを開始すると「ちょっと待ってくれ」となり、15分ほど待たされる。まぁ10年以上前のT/Cだから多少は覚悟していたが、結局いろいろ確認していたようだが「日付を入れて裏にもサインをしろ」となった。USD20のT/C全てに日付と裏書を終えて後はキャッシュをもらうのみという段になって、「T/Cは有効だが、マスターカード社との間でキャッシュとの交換契約が無いのでキャッシュは渡せない」となった。「そんなの最初にT/Cを見た時に分からないのか!何を確認していたんだ!俺の貴重な時間を無駄にしたな!」と語気を荒げたが、これ以上の時間のロスは致命的になりかねないため、早々に立ち去り美術館へ。

ためしに入場料をT/Cで払えるかと訊くと、何の問題も無く使えておつりもくれた。この方法が有ったかと今までT/Cを使わなかったことを後悔。欧州ではT/Cなんて全く使っていなかったのですっかり忘れていた。


エル・グレコの不朽の名作「聖母被昇天」。スペイン国外にあるものとしてはもっとも優れているものとのこと。


スーラの最高傑作、「グランド・ジャッド島の日曜日」。シカゴ美術館の門外不出の作品。


エドワード・ホッパーの「ナイトホークス」。


グラント・ウッドの「アメリカン・ゴシック」。


三菱銀行ギャラリーもある。

昨日は日曜日で5時閉館だったから平日は6時くらいまで大丈夫だろうとのんびり見ていたら何の前触れも無く「閉館です」と5時で閉館。一応見たいものはギリギリ見終えたところだったので良かったが、危ないところだった。せめて15分前くらいにアナウンスが有っても良かったのに。

その後はT/Cの消費も兼ねてみやげ物を買いながら街をぶらつく。


左側のリグレービルと右側トリビューンタワー。


その後、夕暮れ時がお勧めというジョンハンコックセンターの展望台へ7時ごろに上ったが少し早すぎた。それでも十分満喫。

夕食にシカゴ名物のディープディッシュピザを食べようとピザ屋に行ったが普通のピザが出てきて少しがっかりしたが、その後夜10時までやっているバッキンガム噴水を見に行く。


途中ミレニアムパークでの野外コンサートを横目に歩いていくとだんだん日が暮れてきてビルの夜景が見え始める。途中で蛍がたくさん飛んでいる道を通ったりして幻想的な気分。


噴水につくとちょうど21時になり、噴水が一段と高く吹き上げ光と音楽のショーが15分ほど続いた。夜のシカゴもなかなかいいものだ。

シカゴは見所も数多くあり、期待以上に楽しめる町だった。もう少し長い日数でも十分楽しめる。