帰国

いよいよ4週間一人旅も最終日。今日は飛行機に乗って帰るだけなので、特段の予定は無し。個人的には昨日買った1日乗車券が使える時間に電車に乗ることと、昨日付けの日付でサインしてしまったT/Cを何とか使い切ることが目標。

朝6時半に起床。朝食を食べて終えても8時前。フライトは12:55なのでまだ行くには早い。昨日の1日乗車券は9:25に入場しているから9時くらいにホテルを出発すれば10時過ぎくらいに空港についてまぁちょうど良いかと1時間ほどブログの更新に挑戦。しかし30分程経ったところで何故かエラーが発生してそれまでの日記が消えてしまうというハプニングが発生。

もう一度書き直したりしていたが、結局9時までに書き終えることが出来ず、下書き状態にしてパソコンにコピーを保存して出発。ホテルの出発が9:15くらいになってしまい、ややギリギリ感が出てきたが、確か昨日バスに乗ったときには9:30という表示が出ていたからおそらく9:30まで1日乗車券は有効なはず。

ただし、最寄り駅から空港行きの電車に乗り換えるときに一旦改札を出なければいけないことを思い出し、乗り換えの時に9時半を過ぎていたりしたらお金を払わなければいけないのだろうかと歩きながら疑問が沸いてきた。乗り換え駅までは一駅なので、電車待ちで9時半を越えてしまうリスクを抱えるよりは歩いた方が安全と考え、一駅分歩くことに。

念のため9:25までに改札を通ることを目標に少し小走りに歩き、9:24:40に改札を通過。無事今日の目標の1つ目を達成。

空港では11時くらいに少し早めの昼食。昨日食べ損ねたディープディッシュピザも考えたが、少し重すぎなので、もう一つのシカゴ名物のホットドッグを食べることにした。


シカゴのホットドッグはケチャップを使わずマスタードで味付け。付け合せのピクルスをかじりながら食べる。まぁ別にそれほど美味しいものでもなかった。しかし昨日の残りの3枚のT/Cのうち1枚を消費。

食事をした後は免税店で買い物と思ったが、ろくなショップが無い。シカゴほどの大都市の空港がこんなので良いのだろうか。結局、妻が愛用している化粧品を購入することにした。ここでT/Cを使い切ることが出来ると思ったが、「日付が違うから受け取れない」と言われ、「そんな馬鹿な話は無いだろう、訂正すればいいじゃないか」と議論をふっかけ、マネージャーを出させる。マネージャーは「面前でサインしたのか」と言うので、「面前ではサインしてないけどパスポートとも同じサインだし、問題ないはずだ」と少し押し問答をして何とか日付を訂正して受け取ってもらう。これで2つ目の目標も達成。

後は飛行機に乗って帰るだけ。パスポートと搭乗券を見せて乗り込もうとすると、「出国カードは持ってないのか」と呼び止められる。何のことか分からなかったが、どうも入国時に書いたカードの半券があるはずとのことだった。確かに入国時にカードを書いたことは覚えているが、半券を受け取った記憶が無い。受け取っていればパスポートにはさんだりしていると思うので、多分受け取っていないような気がするが、とにかく無いものは無い。すると「今回の出国記録が残らないので、次回入国するときに米国政府がdetainする」という説明を受けた。Detainという言葉の意味がその場では分からなかったが、まぁ入国審査で少し手間取る程度だろうと思って搭乗。席についてから念のため辞書を引くと「引き止める」とか「手間取らせる」という意味もあるものの、「拘留する」「留置する」という意味が最初に来ていて、ちょっとギョッとした。次回米国を訪問する際に若干懸念が残ることになってしまった。

アメリカン航空B777での帰国だったが、いまいちだった。映画はビデオオンデマンドではないし、食事もあまり美味しくない。「Tric」という邦画を観たが大して面白くも無い映画。しかし他の映画は日本語吹き替えや英語字幕も無いので
仕方なくSudokuとかバックギャモンなどのゲームをしたりして過ごす。隣の席が空いていたので少しは楽だったのがせめてもの救いだった。

日付変更線をまたぎ、7月28日(水)午後3時45分に成田着陸。夕方には自宅に無事帰ることができました。これで私の4週間の旅は終わりです。一生に一度(だと思う)のわがままを許してくれた家族には本当に感謝しています。どうもありがとう。そして旅先で出会った方々、ブログを見て応援してくれた方々にも御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。

シカゴ2日目、オークパーク散策

今日はいよいよ今回の長旅の最終観光日。
朝雑用を済ませてから9時過ぎに観光開始。

電車・バスの1日乗車券(USD5.75、3回乗車で元が取れる、しかも24時間有効なので明日の空港までの電車にも使える)を購入してFrank Lloyd Wrightの建築が数多く残るOak Parkへ向かう。


シカゴのダウンタウンをグルッと回るシカゴ名物Loopトレイン。木で出来たプラットホームで古い感じ。大都市でもインフラ需要はいくらでもありそう。


まずFrank Lloyd Wright Home&Studioの10:40からのガイドツアーに参加。アースカラーの壁、ガラスのデザイン、プライバシーと採光を両立した高い位置の窓、グランドピアノを階段室にせり出す形で壁に埋め込みスペースを確保するアイディアなど、いろいろ興味深い。

1時間ほどのガイドツアーの後はヘッドセットを使って近辺の建物を見学するオーディオツアー。


Arthur B Heurtley House(1902)


Frank Thomas House(1901)



Unity Temple(1905-1908)

Oak Parkはヘミングウェイの生まれた町でもあるので、博物館などもあるが、時間が無く生まれた家を外から見ただけで先を急ぐ。


時間節約のためサンドイッチをテイクアウェイして電車で食べようとしたが、パンが3枚もあるビッグマックのような特大版が出てきてとても歩きながら食べられるような代物ではなかった。駅のホームで電車を待ちながら食べる。電車の中での食事は禁止されているようだったので待ち時間で食べられてちょうど良かった。

14:30頃シカゴに到着。このままシカゴ美術館に行きたかったが、10年以上前に作ったトラベラーズチェックが有ったのでこの際現金化しておきたくてChase銀行の窓口へ。T/Cの現金化は出来るかと訊くと「出来る」ということだったのでサインを開始すると「ちょっと待ってくれ」となり、15分ほど待たされる。まぁ10年以上前のT/Cだから多少は覚悟していたが、結局いろいろ確認していたようだが「日付を入れて裏にもサインをしろ」となった。USD20のT/C全てに日付と裏書を終えて後はキャッシュをもらうのみという段になって、「T/Cは有効だが、マスターカード社との間でキャッシュとの交換契約が無いのでキャッシュは渡せない」となった。「そんなの最初にT/Cを見た時に分からないのか!何を確認していたんだ!俺の貴重な時間を無駄にしたな!」と語気を荒げたが、これ以上の時間のロスは致命的になりかねないため、早々に立ち去り美術館へ。

ためしに入場料をT/Cで払えるかと訊くと、何の問題も無く使えておつりもくれた。この方法が有ったかと今までT/Cを使わなかったことを後悔。欧州ではT/Cなんて全く使っていなかったのですっかり忘れていた。


エル・グレコの不朽の名作「聖母被昇天」。スペイン国外にあるものとしてはもっとも優れているものとのこと。


スーラの最高傑作、「グランド・ジャッド島の日曜日」。シカゴ美術館の門外不出の作品。


エドワード・ホッパーの「ナイトホークス」。


グラント・ウッドの「アメリカン・ゴシック」。


三菱銀行ギャラリーもある。

昨日は日曜日で5時閉館だったから平日は6時くらいまで大丈夫だろうとのんびり見ていたら何の前触れも無く「閉館です」と5時で閉館。一応見たいものはギリギリ見終えたところだったので良かったが、危ないところだった。せめて15分前くらいにアナウンスが有っても良かったのに。

その後はT/Cの消費も兼ねてみやげ物を買いながら街をぶらつく。


左側のリグレービルと右側トリビューンタワー。


その後、夕暮れ時がお勧めというジョンハンコックセンターの展望台へ7時ごろに上ったが少し早すぎた。それでも十分満喫。

夕食にシカゴ名物のディープディッシュピザを食べようとピザ屋に行ったが普通のピザが出てきて少しがっかりしたが、その後夜10時までやっているバッキンガム噴水を見に行く。


途中ミレニアムパークでの野外コンサートを横目に歩いていくとだんだん日が暮れてきてビルの夜景が見え始める。途中で蛍がたくさん飛んでいる道を通ったりして幻想的な気分。


噴水につくとちょうど21時になり、噴水が一段と高く吹き上げ光と音楽のショーが15分ほど続いた。夜のシカゴもなかなかいいものだ。

シカゴは見所も数多くあり、期待以上に楽しめる町だった。もう少し長い日数でも十分楽しめる。

シカゴ半日観光

今日はニューヨークから最後の訪問地シカゴへ。
7時過ぎにホテルをチェックアウトし7時半のバスでNewark Liberty空港へ。10:20のフライトでシカゴへ。機内では6ドル程度で無線LANが使える。全米を網羅しているようだ。使わなかったけど。

機内はドリンクサービスのみで、シカゴ空港から電車でホテルまで1時間くらい。ホテルにチェックインしたのは13:30頃。NYとの時差は1時間なので体的には14:30になっており、まずは腹ごしらえ。ホテル近くにバーベキューグリルで有名なWeberの絵が描いてあるWEBER GRILL RESTAURANTというのが有ったので迷わず入り中西部名物のポークリブを注文。


シカゴの人の英語はニューヨークよりも聞き取りにくくて良く分からなかったがchemical reactionでピンク色になっているという説明だった。切ってみると確かに少し不自然なピンク色だった。おそらくソースに漬け込んでから焼くので漬け込んでいる間に色が付くということが言いたかったのだろう。


腹ごしらえが済んで14:30ごろから観光開始。いきなりこんな光景を目撃して一瞬びっくりしたが、映画の撮影を行っているところだった。Tourist Informationで地図を入手し近くのミレニアムパークへ。


正式名称はCloud Gate(雲の門)らしいが、地元民はSilver Bean(銀の豆)と呼んでいるモニュメント。曲面に反射するビルのスカイラインがいい感じ。


セグウェイを目撃。セグウェイ体験ツアーもあるが値段が高いのでパス。


クラウン噴水。子供たちがびしょ濡れになって遊んでいる。顔の部分はテレビのようになっていて顔が動いたり景色を映し出したりする。口の部分から水を吐き出すことも。

それからシカゴ観光の目玉であるシカゴ美術館へ。15:30くらいだったのでまずは何時まで開館か確認すると17時までとのこと。もう少し長く鑑賞したいので明日来ることにして、高層ビルの見学に向かう。


Rookery Building。近代摩天楼建築の原本とも言うべきシカゴ必見のビルらしい。


全米1の高さを誇るWillis Tower(通称シアーズタワー)。


映画「アンタッチャブル」の乳母車が落ちていく銃撃シーンで有名なユニオン駅。例の大階段を探してウロウロするが、見つからない。もしかして一番最初に入るときに使った小さな階段があれなのかと念のため撮影。


もっと幅が広くて段数ももっとあったような気がするのだが、こんなものでしたっけ?どうもあのシーンの元になっている「戦艦ポチョムキン」のオデッサ階段のシーンとイメージがダブっているかもしれない。

この時点でかなり足に疲れが溜まっているが、その後いくつかの野外アートを鑑賞。



シャガールのモザイク画。ちゃんとサインも入っている。


ピカソ作のオブジェ。


ミロ作のオブジェ。


デュビュッフェ作のオブジェ。


シカゴ川沿いのマリーナシティ(左の二つ)。一番したはクルーザー用のマリーナになっており、その上の穴は駐車スペース。さらに上の方は住居になっている。その右はIBMビルで一番右はトランプ・タワー

結局、昼食後4時間の徒歩観光終了。さすがに疲れてホテルで1時間ほど眠る。

起きると21:00くらいになっていたが、昼食にかなりガッツリ食べたので夕食を食べる食欲が沸かず、途中で買った水とドライフルーツで済ませ、今回の旅で最後となる洗濯をして1:00就寝。

ニューヨーク2日目

今日は昨日より天気が良いので、まず展望台へ。エンパイアステートビルの上に行って「めぐり逢い」の気分に浸るのにも惹かれたが、ロックフェラーセンターの屋上のTop of the Rockに行くことに。歩き始めるとなんとなく足が重い。昨日の美術館はしごの疲れが残っている感じ。

地下鉄に乗るが、土曜日ということで週末の工事が行われたりして、路線がメチャクチャ。Cという地下鉄を待っているとFが来て、でもCの駅を走っていくとか、車内放送を良く聴かないと何が起きているのか分からなくなる。昨日で地下鉄に慣れていたので、すぐに事態を把握したが、今日が初めてだったら完全に混乱していたと思う。


Top of the Rockから北を望む。セントラルパークが広がる。


そして南側にはエンパイアステートビルが目の前に見える。


それから地下鉄で北へ行き、セントラルパークを東に抜けてグッゲンハイム美術館へ。


グッゲンハイム美術館はMet、MoMAに比べると展示されているものはやや質・量ともに劣る。Frank Lloyd Wright設計の建物自体が目玉という感じ。

バスに乗ってNY支店を探しに行く。バスで5番街を南に2-3キロ行くだけの間でうとうととしてしまう。ブックオフで105円で買った3年前の地球の歩き方を見ながらまず高島屋に行こうとしたが、閉店。その後NY支店と思われる場所を見てから昼食はFive Guys Burgerという人気店へ。無料のトッピングが色々あって、自分の好みのバーガーを作れる。ピクルス、レタス、トマトにマヨネーズというシンプルなトッピングにした。味はバンズの味に風味があって確かになかなか美味しい。

その後、トイレを借りにSaks Fifth Avenueへ行き、好きだったコメディドラマのDVDボックスを探しに地球の歩き方にあったVirginメガストアの場所へ行く。しかし、Virginメガストアも閉店。近くにBEST BUYという電気店があり、そこでDVDソフトも置いてあったので探すが見つからず。


まだ時間が有るので、昨日は曇りでいまいちだった自由の女神をもう一度見に行く。フェリーは昨日の朝よりもだいぶ混雑していた。

それから、昨日見つけられなかった牛の像を探しにもう一度ウォール街を端から歩く。しかし見当たらず警備の人に訊いて3ブロックほど離れた場所に有ることを教わる。


Charging Bull。思っていたよりもかなり大きい。


女性陣にはこちらの角度が人気の模様。

ホテルに戻ってVirginメガストアを検索したが、どうやら1年前に全米撤退している模様。HMVなども同様であり、大型レコードショップという業態自体がもはや過去のものになりつつあることを実感。確かにCDやDVDなどはAmazonとかiTunesとかで買うことの方が多いだろう。

ついでにコメディドラマのDVDについても調べたが、放送はシーズン5まであったものの、DVDはシーズン1しかされていないことが判明。日本ではシーズン2まで出ていて持っているので、そもそも買う必要が無いことが分かった。

夜は本場のマクドナルドを一度体験しなければとマクドナルドへ。ベーコンチーズバーガーを食べたが、肉がQuarter PounderならぬThird Pounder。日本では1/4ポンドが上陸と騒いでいたが、こちらでは1/3ポンドが出てます。さすがにかなりの食べ応え。

ニューヨーク1日目

6時ごろ起床。8:15頃ニューヨーク観光に出発。初めてのニューヨークなので、まずはやはり自由の女神を見に行く。


地下鉄で南に向かい、スタテン島行きの無料フェリーで往復して自由の女神を見学。

それから金融関係者としてはやはりウォール街に行かなくてはと、一駅だけ地下鉄に乗り、ロウアーマンハッタンを散策。


ニューヨーク証券取引所


ジョージ・ワシントンが初代大統領就任宣言をしたFederal Hall。


FRB


World Trade Centerサイト。新しいビルの建設が始まっている。


それから地下鉄に乗り自然史博物館で降りるが入場せずにセントラルパークを東に横切ってメトロポリタン美術館へ。


ルノワールの「ピアノを弾く少女たち」。パリのオランジュリー美術館に有ったんじゃなかったかなと思い、後で調べてみたらオルセーにも似たような絵がありました。


ピカソの「ガートルード・スタインの肖像」。ピカソアメリカ上陸第1号。

フェルメールの「水差しをもつ若い女」。フェルメールが5つも有るのはさすが。

モネの水の表現力はずば抜けてすごい。

Metはかなり見ごたえがあり、昼食をはさんで4時間半も見学してしまった。冷房が効きすぎて途中で寒くなった。

その後、金曜日の夕方から無料になる現代美術館MoMAへ。無料の日を狙って来た人々がグルッと長い列を作っていたが、意外と早く10分くらい並んだだけで建物に入る。しかし、この後荷物を預けるのに15分くらいかかってしまった。出来ればリュック無しで行ったほうが良い。


ゴッホの「星月夜」


キュビズムの出発点とされるピカソの「アヴィニヨンの娘たち」。


アンディ・ウォーホルの「キャンベルスープ缶」


ヤマハの楽器、テノリオンも展示されている。

美術館を2つはしごして、かなり歩き疲れたが、せっかくなので夜はブロードウェイでミュージカルを観ようと「Wicked」のシアターへ。しかし、当日券は売り切れでキャンセル待ちに並べばUSD131の席が取れるかもしれないということであった。USD131はちょっと高すぎると思い、別のシアターをいくつか巡って結局「Chicago」をUSD60で見ることになった。


時差もあるし、かなり疲れていたので、「たぶん途中で寝るな」と思ったが、やはり開始早々に撃沈。殆ど最初から最後まで寝たり起きたりを繰り返し、ミュージカルの話の筋が殆ど分からず終了。終了後も目がなかなか開かない程に疲れていたが何とか目をこじ開けて帰途に着く。

ミュージカル鑑賞?後はタイムズスクエアをそぞろ歩き、ホテル近くの吉野家で牛丼を食べる。中国の吉野家と違ってちゃんと紅しょうがと七味唐辛子が用意されていた。

スオメンリンナ島観光、そしてニューヨークへ

今日は午前中にヘルシンキを観光し、午後はニューヨークへ向かう。
7時半に起床。8時半に出発して9時発のスオメンリンナ島行きの船に乗る。



スオメンリンナ島はフィンランドの南の防御要塞として機能してきた島。世界遺産に登録されている。


第2次世界大戦で使用されていた潜水艦ヴェシッカ号。


教会。ロシアによる占領時代は上に玉ねぎのようなクーポラが乗っていた。

約1時間観光して10:25の船でヘルシンキへ戻る。ホテルに戻って荷物を持ち空港へ。

ヘルシンキの空港はマリメッコショップやムーミンショップなど充実している。マリメッコは小物の品揃えがフラッグシップ店よりも充実していた。Tax Refundの場所が分からず店員に訊いたら両替所だとのこと。両替所でTax Refundを受けたが両替所は10時から12時までは閉まっているようだ。その時間帯のフライトだったらどうなってしまうのだろうか。

空港での待ち時間にメールをチェック。いよいよ搭乗というときに航空券をスタッフに渡してスキャンしてもらったら「unable to board」のサインが出た。何かトラブル発生かと嫌な予感がしたが、座席が変更となり、なんとビジネスクラスに変更となっていた。長旅で疲れも溜まっており、ここで長距離フライトがビジネスクラスになるのはすごくラッキー。


ウェルカムシャンパンを飲み、白ワイン3杯、映画は「AVATAR」と「GREENZONE」を観て少し眠り、ノートPCを開いて雑務をこなして多忙なビジネスマンの振りをして自己満足に浸り、快適な空の旅を満喫した。

JFK空港には予定通り15時半頃到着。マンハッタンへはExpressバスにしたが、渋滞がひどく2時間近くかかってしまった。

ホテルはバスタブも有りなかなか快適なホテル。エアコンの温度表示が華氏表示でちょっと戸惑う。20時15分に会社の同僚と待ち合わせをしていたので、それまで溜まったブログをつけたりしてゆっくり過ごす。

夜は自由の女神が見えるイタリアンレストランで会社の同僚と4人で食事。ヘルシンキとの時差は7時間で、ホテルに戻ったのは夜11時くらいなので、かなり長い一日で疲れていたが、気力で風呂に入り、服を洗濯して就寝。

タリン日帰り

7時半に起床。9時観光開始。まずTourist Informationで情報収集。明日の飛行機が14時なので、明日の午前中もヘルシンキ観光が出来ることを考えると、今日は船で1時間半で行けるエストニアの首都、タリンに行くしかない。タリン行きの船は10時からがあったが既にビジネスクラスしかないということで、12時からの便を予約。EUR37(約4千円)で往復。しかも船の中で使えるビール券を2枚くれた。


2時間もあるのでヘルシンキ観光開始。まずデザインミュージアムへ行ったが、開館が11時ということで、パスすることとし、周辺のデザインディストリクトを散策。


それからマリメッコで買い物をし、EUR84の散財。しかし、Tax RefundでEUR10戻ってくるそうだ。


続いてヘルシンキ大聖堂。


さらにウスペンスキー寺院を見学して、昼食代わりにグリッシーニを買って乗船ターミナルに15分前に到着。なかなか充実した2時間。

タリンに到着後、EUR1のバスで市内へ。そういえば船を降りてから入国審査も何も無かったなぁと不審に思ったが、そういえばここはEU(正確にはシェンゲン協定加盟国)だからそもそも不要だったことを忘れていた。

現地の現金が無いと不安だったので、ATMで100EEK(約7百円)をキャッシング。しかし結果的にはユーロで全て決済できるので現地通貨は不要だった。結局4EEKだけ残ってしまい、帰りの船で寄付した。


ガイドブックは無かったが、港で入手したショッピング地図を頼りにまずは高いところを目指す。


カテドラルや教会を見て、眺めの良いポイントでようやく町の全体像を把握できたので、あとは適当に歩きながら世界遺産である旧市街を散策。

5時のフェリーなので3:45くらいに観光は終了し港へ向かう。旧市街の北側から出たらすぐに港が見えたので、少し時間をつぶすべく近くのショッピングターミナルをぶらつく。30分前にチェックインし、ちょうど良い感じで船に乗り込んだ。船は5分前に出航。またグリッシーニとビールで小腹を満たし、眠っている間にヘルシンキに到着。


そこから水曜夕方は無料となるアテニウム美術館へ。20時近くまで見学し、アルヴァ・アールト設計のアカデミア書店を見て観光終了。

夕食はやはりザリガニを食べてみようと考えてレストランを物色するもあまりそそられないため、昨夜と同じくStockmannのデリを買ってホテルで食べることに。ちょうどデリでもザリガニを売っていたので満足。


ザリガニはエビみたいな味だが、やや臭みがある。エビの方が美味しい。
パスタはムール貝やアサリが入っていて美味。今日は朝からろくなものを食べていなかったので、シーフードパスタですごく幸せな気分になった。