ペトラ2日目

疲れていたのか6時半ごろまで熟睡。時差が多少調整されてきた。
朝食後、明日のアンマン行きのバスを確保するためホテルの目の前のバスターミナルに行くとちょうどアンマンから来たバスが止まっていた。ドライバーに話したが、明日午後4時ならOKいうことだった。もっと早い時間は無いのかと訊いたが、ドライバーは片言の英語でよく分からないらしい。
ホテルでタクシーを手配すると死海経由で100JD(13,000円)と小市民トラベラーとしては高くて手が出ない金額。まぁ明日の朝同じ位の時間に待っていればバスが来るだろうと考え、観光に出発。


再度Treasuryを通り、ファサード通りをまっすぐ行き、エド・ディル(Monastry)を目指す。
途中の柱廊通り沿いの大寺院で物売りのおばさんにつかまる。ネックレスが10JDだというので2JDに値切ったら2.5JDまで下がった。3JDを渡すとコインをくれた。なぜか2という数字が書いてあるのだが、0.5JD硬貨を見たことが無かったので、変だなと思いつつ受け取る。後で売店で使おうと思ったら使えなかった。後でよく見たらイスラエルの硬貨だった。あのおばさんにしてやられた。

博物館やレストラン周辺から先は800段くらいの登山道になる。ロバ使いが盛んに勧誘してくる。地球の歩き方情報では3〜8JDが相場ということだったので、3JDになったら乗ってみようと思って交渉していたら3JDまで下がった。

乗ってみると少年が鞭でロバをたたくと「ひぃっ」という感じでロバが階段を上っていく。結構揺れて危ないし、動物虐待みたいな気持ちになり気分がいまいち良くない。しかも途中で少年が余りにも強く鞭打ったため、バランスを崩して落馬ならぬ落ロバをしてしまった。

半分上ったところで、少年が3JDはここまでというので、これ幸いと歩いていくことにしたが、この少年のビジネスのやり方が気に入らないので無理やり腕輪を買って小銭を作り、2JDだけ渡して立ち去った。終いには少年は最後まで3JDで行くと言い出したが世の中そんなに甘くはないのだ。


エド・ディルまでは遠いので簡単に行けるTreasuryよりも感動はひとしお。


向かいの小高い丘に登ると反対側の深い谷が見渡せて見晴らしが良い。


木陰でホテルの朝食から持参したサンドイッチを食べて休憩。体力回復して博物館までは一気に下山。一旦休憩して柱廊通りを越えたところでRoyal Tombの方に行くかどうか悩む。体力的にはギリギリ感が漂ってくるが、結構時間もあることだしせっかくなので寄り道することにした。

まぁ行ってよかったが、そこで体力を消耗したのが後になって響いてきて、Treasuryまでに1回、Treasury前で1回、Siqで2〜3回休憩し、最後は気力を振り絞って歩くという感じになってしまった。ホテルでベッドに倒れこみ靴下を脱ぐと足にマメができていた。久々に限界近くまで来たという感じで夕食はまたホテルのビュッフェで済ませる。昨日の白ワインが不味かったので今日はビールにして正解。