万里の長城ツアーに参加、そして驚愕の事実

今日は市内の他の建物などを見に行く予定でしたが、昨日の故宮博物院ですでに北京に満足してしまい、せっかくなので万里の長城にでも行って見るかと前日夜に急遽思い立ち、当日参加も可能な北京旅游集散中心のツアーに参加すべく朝6時半頃に前門駅へ行く。

地球の歩き方でお勧めだったので参加したが、土産物屋などにたくさん寄って、今一つだったという日記を書こうと思っていたのだが、今「北京旅游集散中心」のWebサイトを見て愕然とした。
自分が参加したものと微妙に違うではないか!

同じようなコース設定で全く同じ値段設定だったので、すっかりだまされてしまったことに今気がつきました。
確かに今となって思えば怪しい点が幾つもあった。駅前で場所を探そうと地図を見ていたら如何にもツアー会社の社員のような格好をした人が話しかけてきて、パンフレットを見せてきた。4つのコースがあってそのうちの短めのコースにしたかったのだが、昼食付きの一番高いコースしか無いようなことを言っているので「まぁ良いか」と参加してしまった。そして後を付いていくとかなり遠くまで歩かされて、「少し遠いな」と思ったり、外人が参加しても大丈夫という割にはツアコンが英語できないなとか色々違和感は感じていた。しかし、全く騙されていることに気づかなかった。「話しかけてくる人は信じるな」という海外旅行の鉄則をうっかり忘れてしまっていた。

結局私は「八达岭(120分)−御鹿苑(70分)−定陵(70分)」というものに参加したつもりが
実際に観光したのは「水関長城」と「老北京なんとか村」みたいな昔の北京を再現したテーマパークもどきくらい。あと下車したのはは翡翠を売る店やらお菓子工場やら風水のレクチャーを兼ねてやっぱりお守りみたいのを売りつけようという店ばかり。定陵とか行きたかったのに、車窓からちらりと見ただけ。9時間くらいで戻ってくる予定が11時間もかかり、夕方に2箇所くらい観光するつもりが、結局1箇所のみになってしまうという、やや今一なツアーでした。

それでも長城は感動しました。でも本当なら同じ値段で5倍くらい満足したんだろうなぁ。この日記を書きながらすごく悔しい思いになってきました。


本当は全て込みで160元のはずが「なんとか村」は別料金ということで45元かかったり、ランチが本当に大衆食堂みたいなところで、下痢になるんではないかと心配になるようなものだったり、夜にまた出かけた屋台村でいろいろと腹立たしいことがあったりと書きたいネタはいろいろあったのですが、すっかり気力がなくなりました。

それでもバスで隣になった肖さんが英語を話せたので、いろいろと助けてくれたりと悪いことばかりではなかったし、この長旅の早い段階でだまされていたことに気づいたことは実は良かったかもしれないとポジティブシンキングでこの先頑張ることとします。