ホーチミン観光

朝8時半頃ホテルを出発して、まずは統一会堂へ。

ここは旧南ベトナム政府の大統領官邸として使われていた建物。屋上にはヘリポート、地下には軍事用の作戦室などもあった。ベトナム戦争に関する写真展示などがあり、興味をそそられる。

その後、戦争証跡博物館へ。

屋外にはベトナム戦争当時の戦闘機や戦車などが展示されており、軍事博物館かと思ったが、建物内にはベトナム戦争の悲惨な写真が山ほど展示されており、重苦しい雰囲気。死体の写真や枯葉剤による後遺症で生まれてきた奇形児の写真や拷問についての展示など、戦争の悲惨さを伝えて余りある。戦っているのは米軍側は戦闘員だけであるが、ベトナム側は女性や中学生くらいの子供も含めて戦っていた訳で、非戦闘員である女性や子供も犠牲になったという論調は一方的過ぎるかもしれないが、それでも戦争の悲惨さ・馬鹿らしさというものを強く訴えかけてくる展示であった。夏で暑いはずなのであるが、鳥肌が立ち続けてしまった。ホーチミンに来たらここは必見です。

続いて、聖マリア教会と郵便局、市民劇場などを見てからランチ。

牛肉のフォーとベトナムコーヒーで400円強。


午後は、サイゴン川の方へ歩いていき、川を眺めていたら対岸に渡りたくなり、片道2.5円の渡し舟に乗って対岸に出た。対岸から見ていたら緑が豊富な農村風景でもありそうな雰囲気だったのであるが、降り立った瞬間に余りの貧しさに愕然とした。掘っ立て小屋というよりは廃材を寄せ集めて作ったような家とかで、スラム街のような雑多な感じでちっとも農村ではない。対岸との余りの違いに、写真を撮ることも憚られて、目抜き通りを300mくらい歩いて引き返してきた。


第一生命がビルを持っているのでしょうか

再び渡し舟に乗って戻り、ホーチミン市博物館へ。日曜日だからか無料で入場できた。新婚カップルが何組かプロの写真家に記念写真を取ってもらっていた。そう言えば朝から統一会堂や聖マリア教会でも新婚さんが写真を撮っていた。展示自体は大したことはなかったので、急遽美術博物館に行くことにした。


美術博物館では古美術コーナーに日本語が話せる陳松さんが居て、私が日本人だと知ると付きっ切りで説明してくれたので、とてもよく理解できて良かった。後でお礼のメールを送ったら酒井法子の名曲「碧いうさぎ」をベトナム語に翻訳したということで、ベトナム語の「碧いうさぎ」の音楽ファイルを送ってくれた。今回の旅はいろいろな出会いがあって楽しい。
http://www.nhaccuatui.com/nghe?M=EcnRmeN7Ks

その後は朝両替した20ドル相当のベトナムドンがまだ半分以上残っていたのでベンタイン市場で少し買い物したり、チェーを飲んだりして過ごす。

いったんホテルに戻って休んでから夕食を食べに出発。ホテルで追加で10ドル両替したら朝のレート(1ドル=180ドン)よりも悪く(1ドル=170ドン)になっていて、質問したら金額が少額だからだとのこと。手持ちの米ドルが100ドル札中心だったので、米ドルの少額紙幣入手という目的もあったので個人的には満足なのだが、キャッシングの方がレートは良いはず(1ドル=190ドンくらいのはず)。

夜はショッピングセンター内のベトナムレストランで食事。生春巻きをまだ食べていなかったので注文しようとしたが、売り切れとのことであった。時間が早いうちに食べておけば良かった。

ホーチミンのバイク