プノンペン観光

5:45起床、6:10チェックアウトで7:30頃空港チェックイン完了。朝食代わりにと昨晩買っておいたパンを電車で食べていたが、せっかくの香港なので少しはグルメ気分を味わおうと空港のレストランでおかゆセットを食べる。350円くらいでお粥と小皿料理が一品ついてくる。おかゆは塩味が結構効いていてなかなか美味。さすがは香港。

飛行機に乗るとやはり疲れが溜まっていてしばらく爆睡。10:30予定通りプノンペンに到着。カンボジア入国にはビザが必要だが、写真と20ドルを渡すと空港で発行してくれる。
プノンペンの町はベトナムよりもバイクが少なく、逆に綺麗な車が多い印象。しかも殆ど(8割以上のイメージ)がトヨタ・レクサス。残りはホンダ・日産でほぼ日本車が独占。たまに(200台に1台くらいで)ベンツ・BMW・ハマーなど。ハリアーとかランドクルーザーみたいな大型車が目立つ。
ベトナムだけでなくカンボジアでもANZがリテール展開している。建設業では韓国企業の進出が目立つ。

昼食はプノンペンでNo1の和食レストラン「オリガミ」でランチ。弁当+デザートセットで10ドル。
昼食後、明日のシェムリアップへの長距離バスを予約(11ドル)した後。観光開始。


ワットプノン。猿や象が居る。



王宮とシルバーパゴダ。


トゥールスレン博物館。ここはポルポト政権時代に20,000人もの人が収容され、拷問された場所。生存者はたった7名だったという。拷問されたベッドとか独房とかが保存されているが、とても写真を撮る気になれない。

笑うのも禁止。

どんよりした重い気持ちのまま、処刑地であるキリングフィールドに向かう。


犠牲者の骨が納められている供養塔。埋められていた穴から掘り出して綺麗にされた頭蓋骨が山ほど納められているのが見える。

死体が埋められた穴の近くでは今でも雨が降って土砂が流れると犠牲者の服の切れ端などが出てくるようだ。
歩いていると確かに布の切れ端みたいなものが土の中に埋まっているのが分かる。

赤ん坊をたたきつけて殺したといわれる木。

緑が多くて収容所よりは綺麗な場所ではあるが、それでも重苦しい気分は変わらず。
展示館で2009年3月からトゥールスレン収容所の元所長に対する裁判が行われていることを知る。
まだその当事の重要人物が生きているということに驚いた。まだ身近な話なのである。

夕方一旦ホテルに戻り、シャワーを浴びて気分を一新してからクメール料理のレストランに臨んだ。
味は悪くないのだが、妙に食欲が無い。やはり最後に観光した2ヶ所には食欲を減退させる効果があったようだ。